2015/12/07

若越国境;野坂岳(913.5m)~赤坂山(823.8m)縦走

〇 山行日  :2015年11月22日(日)23日(月)勤労感謝の日

〇 目 的  :読図力の向上、避難小屋泊体験、ブナ林に浸る

〇 山 域  :若越国境;野坂岳~赤坂山

〇 メンバー :雅、N泉、М本

〇 交通手段 :JR、湖国バス

〇 天 気  :22日曇り、夜ガス 23日曇り時々晴れ

〇 装 備  :日帰り基本装備+テント泊装備(シュラフ、マット、食器、コンロ、ボンベ)、ポリタン

〇 交通費  :JR京都~粟野1940円、バスさらさ~マキノ220円、JRマキノ~京都1140円

〇 登山届  :福井県警察電子申請

〇 行動:22日8:30JR京都発―10:53JR粟野着、11:05出発…11:40少年自然の家…12:25栃ノ木地蔵の水場…13:35一ノ岳…14:40野坂岳△(913.5m)、南尾根偵察…15:45避難小屋、17:00各自夕食、19:00就寝、19:30行者さん登場、

23日 1:40単独男性登場、4:00起床、朝食、5:30小屋出発…6:50山集落分岐…7:15△(727.0m)…8:35芦谷岳・(866m)…9:20・806m庄部谷山分岐…10:20最低鞍部…12:40三国山△(876.3m)~明王ノ禿~14:10赤坂山(823.8m)…14:25粟柄越…15:40さらさバス停、16:18湖国バス発、16:50JRマキノ発、18:00京都着



 私個人としては、ここのところ、“あの時の道は今?”シリーズが続いている。恵那山然り、蕎麦粒山然り。そしてまた第3弾。特に意識をしている訳では全くないのだけれど、まだキャリアの浅い人に、こんな経験をして欲しいなぁ~、と思った時、具体的に目的に当てはまる山を探すとなると、自分の体験の引出しを開ける事になる。

 今回は、“泊まり装備を担ぎ、一般的なルートを外し読図をしながら、ブナの森を一日歩く”ことが“して欲しかった”ことである。

 初日は時間に余裕があった。ゆっくり歩いてほとんど疲れず、あっという間に野坂岳に着いた。10年前に来た時と同じく、また貸し切りの頂上避難小屋のようだ。大事な事は翌日の為のルート偵察だ。早立ちしてヘッドランプで歩き出す事を前提に、明るい内にルートを見定めておく。

 夜に二人の訪問者があった。行者さんと単独行の男子。どちらもお互いギョッとした。行者さんとは、小屋内の権現さんに皆で一緒に手を合わした。貴重な体験だったが、何故この時間に??という疑問が残った。

 翌日はガスの中、予定通りヘッドランプでスタートした。山集落分岐からは奥はこの山行のメインルートで、10年前よりも踏み跡が薄くなっているように感じた。それでもじっくり目と頭を使って地形図を読み、トレースを探り、テープを見つけながら進んだ。予報では下り坂の天気は意外にも時々青空が見え、冬枯れの森は明るかった。

 この尾根のブナ林は延々と続いた。ブナの枯葉が常に靴に纏わり付いた。これだけのブナを独占出来る幸せを噛みしめる。

 最低鞍部への下りでは踏み跡も消え、立ち止まる場面があった。しかしそれ以降は溝状の古道となり、距離を稼ぐことに専念する。

 三国山に出ると、高島トレイルの立派な道標があり、一同一安心。劇的に判り易く変化した登山道をポクポクと進み、明王ノ禿の上に立つ。昨日は日本海が見送ってくれ、この日は琵琶湖が迎えてくれた。最後、バスの時間に間に合うように小走りで赤坂山を下った。

 10時間、初冬の自然林の山を満喫した。

 10年前も3人で来て、「あーあ、もっと大勢で来たかった」と思ったが、今回も同じ思いになったのは残念だ。

 このルートも全体的に人は入らなくなっているようだ。短く簡単に登る、という現代登山の趨勢を改めて感じた。     
 ( 雅 記 )


ここ最近 体調不良でしっかり歩けなくて みんなに迷惑をかけていて 自信を無くしていた この縦走も不安がいっぱいだった(私らしくないと思いますが)でも 野坂岳に向かって 1歩 1歩踏み出すごとにその不安は消えていった 眼下の敦賀湾 歩きよい道 まもなく野坂の山頂に着いた 山頂の小屋での行者さんとの出逢い これも良き思い出 そして朝靄の中敦賀の夜景を観ながら ヘッドランプで歩き出す ゆっくりだけど お天気とブナ林とみんなの励ましで 赤坂山に着く頃は 足取りは軽かった そして日本海から琵琶湖に縦走した自分がそこに居るのに気付いた、  この山行楽しい そして縦走おもしろい。
(N泉)


冬支度のブナの木を朝の陽が横から照らし、落ち葉でおおい尽くされた森に長い影を延ばして優しいコントラストを魅せてくれました。その中を、カサカサと、私達の足音だけ。ふかふかの落ち葉の道を踏みしめて進みました。誰にも会わない、静かな森を堪能しました。山と、森と、自然に向き合ってとても素敵な時間を過ごしました。いつぞやまでは使われていたであろう、峠の道も、崩れたところには草が生えて崖になっていたり、大きく根曲がりした木が覆いかぶさって道をふさいでいたりして、まるで山がその道がなかった事にしようとしてるみたいで、時間の流れが感じられて私の感性に響くものがありました。途中から先頭を歩かせていただき、読図も好きにさせてくださいました。こんなに長い時間地図に集中したのは初めてで、緊張と不安と安堵の繰り返しで途中で吐き気がしたりもしましたが、私の中では手ごたえもあり、達成感もありました。いろんな事に向き合い、たくさんの事を得ることができました。何年か後、まだ私が山を続けていたとしたら、きっとこの山行はターニングポイントになっていると思います。考えることも得ることもたくさんあった、実に中身の詰まった山行でした。このような機会を与えてくださり、感謝いたします。
(M本)

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