2016/10/18

安全登山を考えるつどい~「ハードな登山の経験から遭難を考える」

〇 日 時  : 2016年10月12日(水) 19:00~

〇 場 所  : 京都テルサ:東館 2階 視聴覚研修室

〇 講 演  : 講演1 依田 高広「マナスル登頂」 講演2 江口 航平「TJAR 2016完走」

〇 参加者  : Y村、Y里、Y里Sa

〇 参加費  : 無料 (加盟団体員)

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最初の講演でマナスル登頂者の依田高広氏がマイクを握る。
難易度が高い過酷な状況下における体の変化や、いつ崩れるかわからない氷河とクレパスの危険性、雪崩の恐怖を幻想的で美しい写真を使いながら語って下さった。
自然の恐怖と美しさは表裏一体。危険と引き換えに、圧倒的な美しさを手に入れているようだった。
質疑応答では多くの質問が飛び交い、成功者に対する憧れや称賛の声が感じとられた。



次の講演ではTJAR完走者の江口航平氏のお話し。
トランスジャパンアルプスレース(Trans Japan Alps Race、略称:TJAR)
山岳地帯で行われるマラソン大会で日本一過酷なマラソンと言われているそうだ。
一回目はあまりの疲れで幻聴、幻覚が現れリタイア。2回目の挑戦で完走されている。
ここではハードな状況下における具体的な遭難回避についての講演を聞くことが出来た。
登山における早出早着の原則、行動時間を早くし危険リスクを少なくする事や、対策によってリスクを減らす工夫。

【遭難回避は危険を予測し危険リスクを少なくする工夫、危険個所を早く切りぬける回避力が必要】

①スピード

②軽量

③夜間行動



【安全登山の為には危機予測、回避能力、自己対応能力が必要】

①自然の驚異にはかなわない。山に対して臆病になる事が行動原則。進むだけ進んで動けなくなる=死

②全ての判断を自分で行う事。そしてその判断に理由付けをする事。他の人を信用しない。

③自分がおかれている状況を把握しアクシデントが起こる前に先手をうつ心掛け。(エスケープルート)

④睡眠はしっかりとる。寝ながら歩いている状態や幻聴、幻覚は危険信号

【暑さ対策についての話】

①日焼けは体におけるダメージ修復に時間がかかり体力を消費するので出来るだけしない方が良い。

②水が切れたら終わり。常に残量を気にしておく。


最後になぜ、過酷なレースに挑戦するのですか?という質問に対して
初めはもしかしたら自分にもできるかもしれないと軽い気持ちで始めたが、目的を成し遂げる為の目標にむかって突き進むのはやっぱり楽しいものだ。
私たちも目的をもって山に登り「目的」を達成するために目指すべき行動やその道筋を示す「目標」を立てた山登りをしていきたい。

(Y里)
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